まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

Mark Twain(8)

西部開拓に付き物といえば“tall tale”「ほら話」。川を上り下りする船乗りや奥地を旅する猟師などによって語られた。「ほら」故、主人公がやたら大きい。巨人の木こりPaul Bunyanなら、家ほどの大きさがあるBabe the Blue Oxを従えている。パンケーキを50個平らげるのに1分もかからない。伝説のカウボーイPecos Billなら、ガラガラヘビを鞭として使い、投げ縄で竜巻を捕まえる。愛馬Widow Maker(直訳は「後家作り」:気性の荒さ故、乗り手の男性は次々に振り落とされ死亡。未亡人を作り続けることが名前の謂われ)に跨り、リオグランデ川を掘ったという風に語られる。大げさに語られる作り話だと思えばよい。サンフランシスコの酒場で耳にした“tall tale”を元に、トウェインは『ジム・スマイリーと飛び蛙』を著す。1865年のこと。ニューヨークの週刊誌、サタデープレスに掲載が始まると大当たり。『キャラベラス郡の名高き飛び蛙』とタイトルを改め、初の単行本となる。トウェイン30歳。一躍有名人となり、引きも切らず講演の依頼が舞い込むようになる。


   童心に返りていかずち眺めしが
   死傷者出でて元気消滅


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『元の地、円形(モトノチエンケイ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:エノケン