マーク・トウェインのことば。
「幻想を抱くのをやめてはならぬ。幻想がなくなっても、人はまだ存在してはいる。が、生きようとしなくなったも同然だ」
“Don't part with your illusions. When they are gone,you may still exist,but you have ceased to live.”
昨日は年末ジャンボの抽選日。億単位の大金を手にした興奮のあまり、まんじりともせず一夜を明かす幸せな御仁も日本の何処かにいらっしゃるだろう。１等は発売１千万枚毎に１枚。１０枚買っても、当選確率は１／１００万。１等に当選する可能性は、限りなくゼロに近いと言って差し支えない。交通事故にあって亡くなる人の数が年間６千人弱だという。総人口を分母にすると、確率は約１／２万。１等に当選する確率は、死ぬほどの重大な交通事故に遭遇する確率よりもはるかに低い。当たるはずなどないと思いつつ、でも年に２度は買ってしまう。マーク・トウェイン流に言えば、「幻想」を抱いているからか。幸か不幸か、馬券とは縁がない。競馬には７割ほどある払い戻し率が、宝くじの場合は４割５分くらいだという。大学時代の友人AKのことばを借りれば、宝くじは「頭の悪い人」のギャンブルということになる。もっと辛辣に「貧乏人から金を巻き上げる最良のシステム」と呼ばれていることも承知している。実際、６等の３００円だけを手にすることがほとんどである。頭脳も技術も要しないから、アンチ宝くじ派の指摘は当たらずとも遠からず。だが、災害支援など、誰かの役に立てたかもと満足できる金額で「楽しむ」限りは、さほど悪いものだとは思えない。
府庁舎に上がり眺める信貴生駒
俗事忘れて太閤気分
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『相手にフー（アイテニフー）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：有名宝石店。
