関西では「アイスコーヒー」より「冷コー」の方が通りが良かった、７０年代の終わり頃。開通して間もない九州自動車道北熊本SAに入った。レティもミティも注文通りに出てきたのに、まちゃつの「冷コー」だけが来ない。さんざん待った挙げ句、ウェイトレスがうやうやしく差し出したのは、頼んでもいない「ベーコン」。突き返すよう主張する同席者の声を抑えて「ベーコン」を食べ始めたのは、「アイスコーヒー！」と叫ばなかった自分にも落ち度があると思ったからである。恐らくウェイトレスには大阪弁がよく聞き取れなかったのであろう。例えば、「冷コー」の最後の「コー」だけしか耳にしなかった可能性だってある。おまけに内気な新米であり、聞き返せなかったか。厨房に戻ってから、先輩に散々しぼられたのであろう。品物がなかなか出て来なかった点とも合致する。「注文は、大きな声の標準語で！」さもないと、アイスコーヒー（２５０円）を味わいたい時にベーコンサラダ（３５０円）を食べるはめに陥る。悪くすると、ウェイトレスを泣かせることに繋がりかねない。
嘉田仮面被ってはみたが息苦し
八度目求めさすらうOー様
それでは、本日のシャッフルクイズ。
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：工学。
