まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

State of Missouri(5)

セントルイスオリンピックの汚点といえば、マラソン。1位でゴールした米国人選手が金メダルを剥奪されたのである。夏の暑さが半端ではないセントルイス。摂氏32度の中でのレース。トップで飛び出したものの途中で倒れてしまう。通りかかった車に乗ったにも関わらず、エンストをきっかけに再び走り出し1位でゴールしたことが判明。運転手が告発したという。「出物腫れ物所嫌わず」という慣用句があるが、他より長い距離を走って勝つランナーもいる。臭い話だが、1973年の毎日マラソンで優勝した米国人選手は圧巻。レース途中で脇にそれて大きい方の用を足し、同じ所からコースに戻り完走。優勝タイムはダントツ。日本人選手を寄せ付けない強さだった。当時26歳のフランク・ショーター選手は、前年のミュンヘンオリンピックの金メダリスト。まちゃつも中継を見ていたが、アナウンサーの狼狽ぶりが伝わってきた。「あっ、どうしたのでしょうか? ショーター選手がコースを外れました」独走故、引き離されている2位以下の選手たちの影も形もない。先導する警察車両、審判長や報道陣の車両は停止。ショーター選手が「仕事」を終え、再びレースに戻るのを固唾を呑んで見守った次第。因みに「仕上げ」には、メディアが配り沿道の人々が応援に使う小旗数枚が使用されたとのこと。レース中に固形物を排出したくなるくらいだから、体調は良くなかったはず。その中で「仕事」時間を含む、2:12:03のタイムは凄い。「弘法は筆を選ばず」に倣って「ショーターは調子を選ばず」というところか。本当に強い選手は、コンディション作りの成否など言い訳にしない。


   風見鶏
   風読み違えりゃ
   ただの人


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『ヒマラヤあり(ヒマラヤアリ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:平身低頭する。