ミズーリ州を代表する大都市、セントルイス。市北部と東部ではスラム化が進み、殺人や強盗などの凶悪犯罪が多発。全米ワースト記録をデトロイトと争うほど治安が悪化している暗い面を持つ。怖いでぇ。話題を明るい面に転じる。セントルイスは、万博と第３回オリンピックの両方を同時に開催したことがある。当時のオリンピックは、現在ほど規模が大きくない。第２回パリオリンピックと同様にメインは万博。オリンピックはその「付属物」と見なされての開催だったらしい。今から１０８年前、１９０４年のこと。街中で今では普通に見られる比較的新しい風俗が、このセントルイス万博を機に始まった。アイスクリームコーンの登場である。既に非常な人気を誇っていたアイスクリームだが、着席しボウルに盛られたものをスプーンですくうというのが当時の食べ方である。売れ行きが良いと、ボウルを切らしてしまうこともたびたび。店主が目をつけたのはワッフル。くるりと巻いたワッフルにアイスクリームを載せて販売すると、大当たり。アイスクリームといえば、歩きながら食べるものという「文化」を創出した街はセントルイスである。後にオレゴン州ポートランド出身の発明家、Frederick Bruckmanがコーン（円錐形）カップを製造する機械の特許を取得。会社ごとNビスコに売却し今日に至っているという。
雨の中集う観客一万の
声援空しくセレッソ敗れる
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『高須をめくる（タカスヲメクル）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：やれやれという気持ちや落胆した気持ちを示す。
