まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

『徒然草』第百五十一段

「五十歳になるまでやっても上達しないような芸は思い切るべきだ、とある人がおっしゃっている。精出して習える将来もない。たとえ芸が下手であっても、年長者のすることを誰も笑ったりはしない。周りで笑いをこらえていることも知らないで、大勢の人の中に交じっているのは何となくみっともない。一般的に言えば、年を取ればすべての仕事を辞め、暇があって悠々と暮らしていることが見よくもあり、願わしいことである。俗事に関係して一生を送るのは、この上なく愚かな人である。やってみたいと思われることについては、たとえ習い聞くにしても、だいたいの趣旨を知ってしまったら、不確かなところはないという程度でやめておくのがよい。最初から望みを起こすこともなく済ませられるならば、最も良いことである」

徒然草』が脱稿した頃(鎌倉末期)といえば、『新古今和歌集』成立から120年ちょっとが経過。最初の連歌集『菟玖波集』が完成するまで25年しかない。芸と言えば、和歌もさることながら、連歌も当然候補に入るだろう。笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、琵琶などの楽器に猿楽や囲碁が含まれていてもおかしくはない。兼好は嫌いだったろうが、武士の世になって久しい。弓、刀の外馬術なども考えられる。兼好の考える芸のない老人の望ましい生活態度は、「暇ある」身となって仏道を願うことだったとか。現代に置きかえると「ぽっくり」を願ってフィットネス・クラブに通うというところか。自宅下に見える施設のランニングマシンの列は壮観。30台くらいもあろうか、思い思いのペースで走っている。熟年の姿もちらほら。「すべての運動は体に悪い」と考えるまちゃつからすると、かごの中のハツカネズミにしか見えないのだが…。(まちゃつ、筋トレやってるんやろっ! 言行不一致とちゃうか?)まぁ、「坊主の不信心」ちゅうとこじゃろ。


   放射能怖くてO様スカートに
   隠れたものの尻が丸見え


それでは、本日のシャッフルクイズ。


微分器用(ビブンキヨウ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:大物政治屋の背後にホテルが用意。