まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

State of Missouri(3)

都をば霞とともに立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関
「光陰矢の如し。都を出たのは春だったが、ここ白河ではもう秋が始まろうとしている。ずいぶん遠くまで旅を続けてきたものだ」
摂津の国古曽部(現高槻市)に居住した平安中期の歌人能因法師が奥州行脚を試みた際に詠んだ和歌という。白河は奥州の最南端に位置。古来、関東から奥州(ミチノオク)入りする場合の「玄関」と目されてきた歴史を持つ。西部開拓時代に話は移る。ミズーリ州東端に位置するセントルイスは、言わば白河に相当する都市である。ニックネームは“Gateway to the West”(西部への入口)。ミシシッピ川を渡った移民が幌馬車を仕立て、苦難に満ちた開拓の旅を始める起点となった都市である。西部への「玄関」と位置づけられた歴史を持つからだろう、セントルイスにはゲートウェイ・アーチ(高さ・幅共に192メートル)と呼ばれる巨大モニュメントが建設された。1965年のこと。アーチは“Jefferson National Expansion Memorial”と呼ばれる公園内にあり、博物館も併設されている。博物館入場は無料だが、アーチに上るには10ドル必要。南北にある橋脚の地下に行き「トラム」と呼ばれる、8つ繋ぎの円筒形カプセルに乗車する。1カプセルの定員は5名だから、1度に乗車できるのは40名まで。天井が曲面だから、体の大きい人は正面奥に腰掛けるべき。そうしないと、頭が天井につかえてしまう。アーチは地上では垂直に近く、頂上部では地面に水平となる。でも、心配要らないアルよ。観覧車同様、カプセルはアーチの如何なる曲線上にあっても水平を保つようになっている。4分で展望台に到着。東西それぞれに16ヵ所の小さな窓があり、地上が見られる仕掛け。窓の大きさは、ノーパソの画面を横に2つ並べたほどのもの。下りる時の方が時間は短く、約3分で下界に戻れる。


   T畑が看板外したその刹那
   ちゃっかり狙うNガオ某


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『おかん、三振(オカンサンシン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:中国北部で冬季に見られる気候。