まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

State of Kansas

州名も州境も印刷されていない米本土の大きな白地図が目の前にあるとしよう。ど真ん中と思しき位置をレーザーポインターで指摘するように依頼されれば、大半の人が選択するのはカンザス州内になるものと思われる。実際、北隣ネブラスカ州との州境に近い州北部が全米の中心になるという。州面積は21万平方キロメートルで、全米15位。15位といっても、何もかもが大きい米国内でのこと。本州島の23万平方キロメートルと比べて若干狭い程度だから、如何に広大だか想像がつこうというもの。日本の北海道、四国、九州を除いた34都府県がすっぽり収まる大平原である。その上、州人口は大阪市(252万人)を少し上回る285万人と少数。大阪市なら1万1353人(東京23区ならもっと凄くて1万3629人)に達する人口密度も、カンザスではわずか13人。いざという時にお巡りさんなど見つかるはずもない。自分の身は自分で守る考えが徹底しているから、銃が手放せない気持ちにもなろうというもの。最大の都市ウィチタでも人口は38万人。TH市長お住まいの豊中市(39万人)並みである。在シカゴ日本国総領事館HPによれば、カンザス州に進出した日系企業は34社。在留邦人は1280人という。第二次大戦後、産業の中心が農業から工業に移行。小型航空機の一大生産地に躍り出る。話は変わるが、ベトナムではバイクのことを「ホンダ」と呼ぶ。庶民に親しまれ、固有名詞が普通名詞化した例だ。「ヤマハのホンダ」「スズキのホンダ」と言われるとちょっとまごつきそうになるけれど…。現在の白髪頭がまだ子どもだった戦後の日本でも、航空機に関しては同様。小型単発のプロペラ機を見れば、みんな「セスナ!」と叫んだものである。パイパー社製やビーチクラフト社製でも「セスナ」であるから、ベトナム人のことを笑うことはできない。


   命より土地が大事かミニ開発
   地震起きれば火の海と化す


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『他力あり(タリキアリ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:珍しくない。