まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

JR九州787系(16)

葉桜になりかけの宮崎とは打って変わり、北隣の大分では満開。山も里も春爛漫。花の雲とは言い得て妙。駅弁に夢中になっている内に、直川で「にちりん」9号と交換終了。佐伯に停車し狩生で普通4641Mと本日7度目の交換をしたはずであるが、チェックを忘れてしまう(T_T)。12:54到着の日代で往路に利用した「にちりん」11号と交換した頃、2号車を通って1号車のデッキに珍客が現れた。二十歳くらいの白人男性で短髪。栄養状態が良すぎるが、身長はせいぜい170センチくらい。ガイジンだから「珍客」と呼んだのではない。どうやら「鉄ちゃん」のようなのである。首から一眼レフをぶら下げ、きょろきょろしながらそこかしこを撮影。デッキの内装、天井の照明、ドア周りが済むと、ちょっと躊躇した後、自動ドアを開けて指定席へと移動。好奇心が遠慮を蹴飛ばした格好である。更に仕切りを開けてグリーン席へも闖入の仕儀と相成った。デッキに戻る姿を追うと、気付かぬ間にもう1人が喫煙室にいる。同じくらいの背丈で黄色い髪を肩まで垂らしている。きょろ君の体型とは逆に、貧栄養状態。こちらも一眼レフをぶら下げて喫煙ルーム内を撮りまくっている。ははーん連れの女やな、との思いはすぐに外れてしまう。こちらを振り向いたら男であった。ビールの効果で用足しに行きたくなっているまちゃつ。デッキへ出るついでに、きょろ君とパッキン君にちょっと尋ねてみるかと立ち上がった。笑顔だけ見せて先ずは個室へ。手を拭きながら、再度笑顔で接近した。「ヤァ、シュッシンハドチラ?」パッキン君が何か呟いたが、デッキがうるさくて聞き取れない。耳に手を当てるジェスチャーをすると、大きめの声で「チェコから来た」との答え。ボヘミアングラスやスメタナの『モルダウ』が著名。が、上手く話せそうにもないので、ビールでごまかす。「トオイクニカラニホンヘヨウコソ。チェコニハ、ウマイビールガアルネ」ときょろ君に言うと、返事はない。代わりにパッキン君が左目のウィンクで応じる。「ニホンニキテカラ、ドレクライニナルカ?」速度を落とした「にちりん」はホームに止まりかけている。「日本に来てから6ヵ月になる」13:08臼杵到着である。2人は荷物を担ぐとドア前に移動。「オリルノカ? タノシイタビヲ」うなずくと、ホーム上の人となり787系の外観を撮り始める。専攻や留学先の大学も尋ねようと思っていたが、果たせず。手を振ったら、今度もパッキン君だけが撮影の手を休めて応じてくれた。今思うと、きょろ君は年寄りと英語のどちらか一方、もしくはその両方が苦手だったのかもしれないねぇ。


   ワックスをかけて水アカ落としたの


それでは、本日のシャッフルクイズ。


院展もたん(インテンモタン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:約1億5千万キロメートル。