まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda先生(297)

米国人の夫10人中1人は、妻に洗濯をやらせたりしない実例。
阿川弘之の『乗り物紳士録』(旺文社文庫)には、ホノルルまでの船旅で出会った「ラジオ婆さん」から家事分担について説教をくらうシーンが登場する。1955(昭和30)年、ロックフェラー財団の招きで渡米する際のこと。「ラジオ婆さん」は六十くらいの独り旅のアメリカ人なのだが、相手構わず人をつかまえて喋りまくるのがニックネームの由来。船内の洗濯室には、当時の日本には珍しい大型の電気洗濯乾燥機が設置されている。感激して操作を楽しむ奥方のところへ阿川氏が覗きに来ると「ラジオ婆さん」につかまってしまう。

「あんたは、奥さんのために洗濯をしてやらないのか」と、婆さんは言った。「私の亡くなった主人はよく、こう言ったものよ。『ハニー、全部置いときなさい。わしがすっかりしてあげる』とね。あんたが洗濯しなくちゃいけないのよ」「日本では、亭主が洗濯をする習慣がないんです」と、私は言った。「驚いた。それはいけない。それは非常に悪いことだ。良き習慣を身につけなくてはいけない」と、ラジオ婆さんは、気絶しそうな恰好をしてみせた。私はそこに二人並んでいる老婆と妻とに、表面ニコニコした笑顔を見せながら、「この糞婆アめ。―とにかく、もうその洗濯やめて出て来いよ。アン・中原が遊ぼうと言っている」と、日本語で言った。

それにしても、40年経っても日本人男性はなかなか変わらない。Cラウンのユーザーは、次もCラウンにするという。ところで、7%に含まれるH神K速のNSさん。火傷の痕は大丈夫?


   寒暖気手を取りダンスの始まりて
   終日混乱交通機関


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『桃ある花見(モモアルハナミ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:外観も美しく、内容も充実。