デッキから客室内に入った瞬間に感じるのだが、何となく湿っぽい。正直に言うと小便臭い(T_T)。宮崎の年間降水量は、大阪のほぼ２倍。多雨地域で使用されるからか。今回で５度目の乗車であるが、毎度匂う。３０分も経たない内に慣れる（？）から、心配は要らない(^_^;)。正午過ぎに大分を発車した７８７系「にちりん」１１号。実は、８８３系「ソニック」に劣らぬ飛ばし屋。だが、いくら俊足の持ち主でも、実力を発揮するにはトラックが必要。狭い廊下で飛ばせば事故の元。単線故、１１号は停車駅以外に幸崎、日代、直川、北川、門川、美々津の各駅で列車交換を行う。たとえ急いでも待ち時間が増えるだけ。何でそんな細かいことまで分かるかって？ 乗るだけでは飽きたらず、ダイヤグラムを作成。しかも持参しているから！ コトコトケッタ、ケタトコトッコ、４８５系の頃や、もっと遡ってキハ８２の頃とあまり違わない速度でのんびり進む。前席９Dで眠る２０代前半の男性は、観光客ではなかろう。暇人は想像する（英単語“imagine”の意味を覚えるための洒落）。こんな時間帯の列車に乗れば、観光地に到着する前に日が暮れてしまう。フックに掛けたスーツの上着以外には手回り品を持っていない。福岡で就職したが、親戚か友人かが結婚する運びとなり久しぶりに帰省する「いもがらぼくと」（宮崎県の男性）か。翌日曜は友引である。ヘッドレスト裏に折尾・日向市間の乗車券と特急券を挟んで安眠中。下車の際には、乗車券を忘れぬよう促してやらねばなるまい。
おだてられ糟糠の妻裏切りて
暗雲漂う最上フロア
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『どんと居り（ドントオリ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：首唱者。
