いいこと尽くめのような九州往復割引切符にもデメリットはある。２度の乗り換えを強いられ、所要時間は７時間２０分。ふぅ。利用できるのは、新幹線及び在来線特急の普通車指定席（又は自由席）。「みずほ」や「さくら」にも乗車OKだが、博多以南の九州新幹線区間は利用不可。個室やグリーン席の利用もできないから、金満家には不評だろう。まちゃつにとって痛いのは、途中下車ができないこと(T_T)。乗り継ぎ駅の小倉や大分で街中を徘徊したくても許されない。車窓から眺めるだけになる。通常の往復切符（大阪・宮崎間）なら１２日（鹿児島中央経由なら１４日）ある有効期間が、格安切符は７日と短いことも弱点。でも、列車好きには嬉しい価格設定には違いない。航空機との競争のお陰だろう。格安切符など利用できなかった２０年前、帰省する際小倉・宮崎間の移動に４８５系「にちりん」を利用したのを思い出した。今年引退した３００系が華々しく登場した直後で、どうしても時速２７０キロを体験したくなり「のぞみ」に乗車した。その結果として、小倉以南の３３９．９キロを５時間２０分かけて「疾走する」特急「にちりん」に乗車というおまけが付いたのである。当時と異なり現在は、小倉・大分間にはJR九州ご自慢の振り子特急「ソニック」８８３系と８８５系が投入されている。宮崎までの所要時間も多少短縮された。格安切符の購入を思い立ったのは、年が明けた七草粥の頃。花祭りに宮崎を訪れる予定ができたからである。
もう死ぬとこぼしたマンボウ長生きし
元気な狐狸庵先に旅立つ
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『ダサい小倉自慢（ダサイコクラジマン）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：我が国最大。周囲が９０センチに達するものも。
