まちゃつの徒然日記

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「壊し屋」まちゃつ(3)

修理しようとしては、壊してしまうまちゃつの3回目。壊れても平気なビデオだと、作業は大胆・迅速になる。『アルマゲドン』の分解は、何事も起こらずすいすい進む。同じ廃車置き場にある車でも、元愛車だとスクラップ化にちょっと躊躇。縁もゆかりもない車だと何のためらいもなくぺしゃんこにできるのに似ていなくもない。2つに分解したカセットケースを手本にして、外れたスプリングを取り付け、『高名の依頼人』の切れたテープを各種ローラーに通す。が、巻き取り側のリールにテープの端を取り付けようとして作業は中断した。取り付け方が分からない。軸にスリットがあって、そこにテープの端を差し込みぐるぐる巻いていく方式ではないようだ。接合(スプライシング)テープを購入すれば、修理屋に出すのと同じくらいの費用がかかるからボツ。接着剤やセロテープではとてももたない。ど近眼で軸表面を眺めると、普通の人より細かいところがよく見える。何と、軸の一部が取り外し可能となっている。テープの端は、中心角60度の超薄型バウムクーヘンで軸に押さえつけられていたのである。マイナスドライバーの先端をバウムクーヘンに突っ込むと、取り外しに成功。『高名の依頼人』のテープを穴の上に置きバウムクーヘンをかぶせると、ドライバーの腹でパチンとやって終了。いつもの「壊し屋」から、珍しく「修理屋」に出世。ルンルン。22年前に録画したままお蔵入りになっていた『高名の依頼人』が、とうとう鑑賞できる運びとなった瞬間である。


   早緑の帽子に白いドレス着て
   南紀往来オーシャンアロー


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『僕なんか…、言うか?(ボクナンカイウカ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:閣議事項の整理その他の事務を司る。