まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

Jeremy Brett

昨日の続き。録画したものの22年間一度も再生されることのなかった、グラナダTV制作『高名の依頼人』を初めて鑑賞する。冒頭にはNHKニュースの終わりの部分が記録されており、時世の激変ぶりに驚く。東京外国為替市場は1ドル130円であり、東証平均株価は2万4900円である。現在は1万円を切っているのにねぇ。「俺、株なんかやってない。そんなの全然関係ねぇ!」などと言うなかれ。国富が半分以下になってしまったということ(T_T)。当時最新鋭のS-VHSだが、現在のハイビジョンに比べると少々ぼやけて見える。致し方ない。オープニングは、ヴァイオリンによるテーマ曲に乗せて19世紀末のロンドンの街角が描かれる。人々の風俗から乗り物までリアリティに富んでおり、Hansom(ハンサム:1頭立て2輪の辻馬車。現代でいえばタクシー。乗客は2人まで。御者は客室上部後方にいる)やWagon(ワゴン:2頭立て4輪の荷馬車)、Stagecoach(ステージコーチ:2頭立て4輪の乗合馬車。バスであり、後部には螺旋階段を装備)までが忠実に再現されている(本編にはサスペンション装備のcarriageも登場)。カメラが室内に切り替わり、窓際で佇むホームズの横顔を右斜め前方から捉える。その日のタイトルが表示され、19世紀末の世界へといざなわれる。ホームズ役で評判を取ったあまたの俳優の中では、ピーター・カッシング(『スター・ウォーズ』エピソード4のターキン総督役)が最高だと思っていたが、グラナダTV版を見た後では駄作としか思えなくなる。例えば、ホームズの神経質な一面を効果的に表現する眉や唇の一瞬の動きなど、他の俳優の及ぶところではない。ジェレミー・ブレットの演じるシャーロック・ホームズは秀逸である。


   歯科皮膚科眼科麻酔科外科増えて
   産科減少近くにないか


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『珊瑚混ぜ(サンゴマゼ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:遊び過ごして帰宅が深夜零時を過ぎる。