「“Uncle Sam”『サムおじさん』というキャラがいる。星条旗をイメージしたトップハットに紺のジャケット、紅白の縞ズボン姿であご髭を蓄えた長身の白人男性。合衆国政府を擬人化したものだから“United States”とイニシャルが同じ。募兵ポスターにも使われ、“Uncle Sam called me.”と言えば『徴兵された』ということ。イギリスにも似たキャラがいて、名前は“John Bull”。過去には新聞の政治漫画にも登場。こちらは、“potbellied”「太鼓腹」が特徴で、夜会服にユニオンジャックをデザインしたベストを着用し“breeches”と呼ばれるちょっと短いズボン姿で描かれる」第一次大戦時（１９１４年７月〜１９１８年１１月）に使用された英国の募兵ポスターには、既にジョン・ブルが登場している。参集した数名の兵士を背景に、ジョン・ブルのことば“Who's Absent? Is it You?”「（此処にいて当然なのに）おらんのは誰じゃ？君か？」が踊る。それまでの戦争は、比較的短い期間で片が付いた。普仏戦争１０ヵ月、日清戦争８ヵ月、米西戦争４ヵ月、長引いた日露戦争でも１年７ヵ月である。短期戦を予想、祖国愛に燃える志願者が多く集まり、当初の募兵は容易だったという。悲惨な塹壕戦が継続し、４千万人以上が死傷するのだが…。ところで、我が陸上自衛隊の話。尉官以上のピークは５０代にあり、４０代３０代と下がる毎に減少し２０代は少数。平均年齢は４１歳。ここでも少子高齢化。米英陸軍のピークは２０代で、平均年齢は米３４歳、英３６歳で日本より若いという。若い幹部が少ないのは、再就職先を見つける困難さ故とも聞く。『サムおじさん』の代わりに『ジャムおじさん』や『ドラえもん』を使って勧誘…しても上手くいかんやろうなぁ。いっそ、６０歳以上に兵役の義務を課した上で、教育訓練する教官として自衛官を再雇用するのは如何？ ロボットスーツを着用すれば可能では？ 暴論かなぁ。
スタンドに吹き寄せる風利用して
上昇下降遊ぶハシボソ
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『ぼかし、通らん（ボカシトオラン）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：dragonfly。
