大阪に来て半世紀以上経つが、残念ながら中之島公園に足を踏み入れたことは1度もない。市議会傍聴のため市役所を訪れた1/31(火)、本会議開催までの1時間半を利用して東端の「剣先」までをゆっくり往復することにした。市役所南側では、路上喫煙を注意される人がまだいる! 寒気厳しき折である。草花の彩りは期待していなかったが、遊歩道にはパンジーが植えられていた(^o^)。.左手の中之島図書館を過ぎると、右手に現れるのは栴檀木(せんだんのき)橋。木枯らしの中でも外食に出た勤め人か、予想以上に人通りがある。中央公会堂、東洋陶磁美術館の背後には、高裁・地裁などの合同庁舎や弁護士会館。野外音楽堂まで来ると人通りは途絶え、ゆとりとみどり振興局関係者だけが目立つ。20人いる内、実際にバラ園の手入れに従事しているのは14人ほど。書類に目を遣るだけ、ただ突っ立つだけのお気楽家業が公務員で、他が下請けかどうかは不明。難波橋、阪高、天神橋とくぐり、天満橋を望む「剣先」に到達。建築家TAの手になる噴水がある。30分に1度浄化された水を噴き上げるとあるが、見ずにUターン。堂島川には10数羽のカモが羽を休めている。水上バスを含めて4隻が往来。中之島を歩くと気づくのは、広告の少なさ。大阪独特の猥雑さと無縁でいられるのは、公的機関の多さ故か。そんな中で周囲から浮いているのが、難波橋北詰の小さなビル。茶色い外壁だけでも派手なのに、屋上に巨大な広告塔があるから目立つというか目障り。赤い文字の会社名と共に「人には肉を食べる幸福がある」の文字が踊る。阪神高速を流れる車からも見えるはず。広告主は、大手スーパーで食肉販売を手がけるD社。本社は西区だが、目抜き通りに看板を出して知名度を上げたかったのだろう。「目立つ」点では成功だが、洗練されていない文言は残念。高速の流れる風景の中、「には」の部分が見落とされないか心配になる。そうなると、ちょっと怖い。
右左分からぬ子らを引き連れて
白眼視され五度目の船出
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『夢言う定期(ユメイウテイキ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ライフボートとも。