まちゃつの徒然日記

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恩師、Pehda先生(282)

先生が政治的発言をなさることは稀。だが、全然なかった訳ではない。チャップリンの映画『独裁者』の紹介から政治体制に話題が及び、共産主義についてのコメントを伺ったことがある。曰く「私は、共産主義が良いとは思わない。しかし、独裁政治に陥るよりは共産主義の方がまだましである」。1972年、当時のヨーロッパには統合前の東西両ドイツが併存。イギリスはEUに未加盟、というか、EUはその前段階であるEC(ヨーロッパ共同体)にすらなっていない。更に前のEEC(ヨーロッパ経済共同体)の段階にある。共産党政権の現実は、ソ連邦中共も独裁。北朝鮮朝鮮労働党独裁である。共産主義イコール独裁と理解していたから、独裁主義ではない共産主義なんてありえるのだろうか、と自問した記憶がある。ギリシアだけではなく、イタリアやスペインの財政危機が伝えられる当今、思い出されるのは「NATOの一員であるイタリア人よりも、社会主義国である東ドイツ国民の方を私は人間として信頼する。米国では、私と同じ考えの人は少なくないと思う」というもの。東西冷戦下での発言である。先生のおっしゃる「共産主義」と「独裁政治」の念頭にあるのは、旧ソ連ナチスドイツだったか。


   香川追い渡欧間近のキヨ見んと
   雨の長居に集う4万


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『融資生かして(ユウシイカシテ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:マスター・コース。