「PACへの寄付金を１００ドルまでに制限するのは違憲」との判断が、連邦最高裁により示されるのは２０１０年。「個人の政治的信条に対する表現の自由を制限するものである」とされ、合衆国憲法修正第１条「連邦議会は、国教を樹立する法律、自由な宗教活動を禁止する法律、言論・出版の自由や人々が平穏に集会し苦痛の救済を求めるために政府に対して請願する権利を制限する法律を制定してはならない」に抵触すると判断された。政治家の政治資金には制限が残るものの、PACに対する寄付金上限は完全撤廃。以来、金のある個人も企業も自由に献金することが可能となっている。カジノ経営者や投資家などは、自分たちの利益を高めてくれそうな候補を支援するPACを後押し。候補者自身のPACを上回る潤沢な資金を背景にテレビのプライムタイムを買い取り、対立候補へのネガティブ・キャンペーンを展開している。その影響力の大きさから“スーパー”の名をメディアから頂戴しているという。ただの金権政治だとしか思えないが、リンカーンならSUPER-PACの誕生にどうコメントするだろうか。余談だが、“SUPER-PAC”で思い出されるのは、カップ麺を手に「スーパーカップ」と言おうとして「スーカーパック」と叫んでしまつた愛すべき人物。２０年以上昔の話。クラブ活動で疲労困憊し呂律が回らなくなった結果だが、その場は爆笑のるつぼと化した。バイク好きなMSさんも今年で３６歳。元気にしているか。
６／２６付Y売夕刊の報道。N産C・ゴーン社長の報酬（２０１１年）が９億８千万だったらしい。私企業だから放っておけばよい、とはならない。エコカー補助金で政府から販売促進の援助を受けている企業である。補助金の財源は税金！ 首相の年収の２０倍超の報酬は、まちゃつに言わせれば“Outrageous!”「言語道断！」である。N産は、何を考えているのか！
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『塾が好き（ジュクガスキ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：物事を始めるのにちょうど良い時。
