まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda先生(279)

先生お気に入りの和傘の3回目。『空の翼』の作詞者である北原白秋には『アメフリ』と題する作品があり、「蛇の目」が登場する。大正14(1925)年、中山晋平によるメロディで一躍有名になる。当時先生は4歳。「まことに小さな国」で流行した曲故、ご存じだったか不明。

♪雨雨降れ降れ
母様が蛇目でお迎ひ嬉しいな
*ピッチピッチチャップチャップランランラン

2番と繰り返し(*)を飛ばして、以下が3番4番5番の歌詞。

♪あらあらあの子はづぶ濡れだ
柳の根かたで泣いている
♪母様、僕のを貸しましょか
君君この傘さし給ひ
♪僕ならいいんだ
母様の大きな蛇目に入ってく

モノが豊かでなかった頃の傘は、貴重品であったろうに。詩の中だけでも人情があったというべきか。ずぶ濡れの高校生をよく見かける当今、傘を貸す人など見かけない。ある冒険家の話。砂漠や氷原など、人をほとんど見かけない苛烈な環境下では、かすかに見える人影にも土着の人々は反応。数キロの回り道など意にも介さず、困っていることはないか、食料は充分かなどと尋ねてくるという。ヒトは元来、思いやりを存分に発揮する生物なのである。が、人口密集地では小さな親切は雲散霧消する。人間性喪失防止には、適度な人口密度というものが必要ではないか。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『産科医師、酸欠(サンカイシサンケツ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:O沢I郎を起訴した。イニシャルが用を為さない名前やなぁ。