まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda先生(274)

ご自身は“superstitious”ではないとおっしゃっていた先生の授業から。今日は“umbrella”に関する迷信。傘を置いたり、開いたりする場所によっては悪運が降りかかるという。「テーブルやベッドに傘を置いちゃいけない」「屋内では傘を開かない」「傘を落っことしても自分では決して拾ってはいけない。必ず外の誰かに拾ってもらう」がその3ヵ条。西欧にはどうやら、降雨は人生行路における災難と同じであり、傘はその災いから身を守ってくれる道具との考えがあるようだ。雨風日差しを防いでくれ、傘より安全であるはずの屋内においてその防具を使用することは、家屋や家族に対する不信感を表明しているのと同じだというのである。ところで、「恵みの雨」「慈雨」という語がある。大量の水を必要とする稲作の苦労が身にしみ込んだ地域独特のものか。自然を征服の対象と見がちな考えの対極にあるようにも見える。日本人にとって雨具といえば長らく、「傘」ではなく「蓑」「笠」であった。身の回りにある、茅(かや)や菅(すげ)で間に合わせたため、西欧式の傘に比べ防御力は劣る。が、多雨気候に順応し、雨を受け流そうとする考えの末に編み出された形とも言える。また、使用すれば手のふさがる傘と異なり、蓑や笠なら両手はフリーである。武家文化と関わりがあるのかもしれない。まちゃつの場合、くたびれたやつは傘立て行き。北側ポーチにあるが、確実に日焼けする。故に上等なのはデイパックや屋内に収納。出かける前や帰宅後、ちょっとの間テーブルに置くことがある。濡れ傘は、傘立てに直行。だが、上物の場合は、雑巾で拭われた後に開かれ部屋干しにされる。2番目の迷信に完全に抵触。手から傘を離して地球にぶつけた記憶などないが、これから先起こったとしてもさっさと自分で拾い上げるだろう。いずれの迷信も全然気にしとらんターイ。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『維管束欠く(イカンソクカク)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:鳳から先は各駅停車になる。