まちゃつの徒然日記

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新聞記事の面白さ(17)

昨年度から、小学校国語・社会の教科書に新聞記事が掲載されている。文科省検定済み故、間違いの心配は無用だろう。だが、日々目にする新聞の文字数は膨大。校閲のチェックをくぐり抜け、誤りが紙面を「飾る」こともちょくちょく起きる。早速切り抜かれ、スクラップブック入りとなる。本日の話題は、2007(平成19)年7/31付A日新聞、「湖に男性遺体 神奈川、40〜50代か」と題する記事。例によって、おかしな表現が含まれている。見つけてほしい。

神奈川県山北町丹沢湖で29日午前、人の遺体がコンクリート詰めされたドラム缶が見つかり、県警は死体遺棄事件として捜査を始めた。40〜50歳の男性と見られる。目立った外傷は見つかっておらず、県警は31日に司法解剖して死因などを調べる。調べでは、ドラム缶は橋の下の水辺にあり、高さ約90センチ、直径約60センチ、重さは400キロ以上あった。県警がコンクリートを壊したところ、男性はしゃがんだような姿勢で、上着とズボンをはいており、髪の毛は短かった。身元が特定できるような所持品は見つかっていないという。

スペースは50文字以上空いており、紙面はすかすか。最初が英語並みに「場所」「時間」の順序となっており違和感を覚える。「ドラム缶」より「遺体」の方が大事だろう。「ドラム缶にコンクリート詰めされた遺体が見つかり」と書くべきではないか。出来の悪い学生並みにひどいのが、後半の「上着とズボンをはいており」の部分。賢い小学生なら、紙面を見て吹き出したか。「上着とズボンを身につけており」とすべきであろう。教科書に載せれば、反面教師となるかもね。
Happy birthday、ホットツリーさん。

それでは、本日のシャッフルクイズ。


『動揺し、通勤しや(ドウヨウシツウキンシヤ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:全国紙とNHKが加盟。