まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

寂光院

2006年2月の初午(はつうま)の日、愛車で京都に出かけた。目指す大原の寂光院は、建礼門院が余生を送った寺であり、境内に隣接してその陵墓もある。京都大学の建物を左右に見ながら、東大路通りを北上。高野橋でR367に合流。鯖街道とも呼ばれるR367は、片側1車線ながら通行量は少なめ。快調。大原上野町交差点で左折し府道108に入る。川を渡ると右折。600メートルほど進み、左折すべき三叉路で見つけた駐車場に入場。目的地までは、まだ800メートルある。駐車場は奥にもあるから、他車は次々に上がっていく。が、幅員は車1台がせいぜい。歩道もなく、府道とは名ばかり。身動きの取れない事態を招きたくはない。車幅の広い愛車を預け、歩くことにする。秋山真之を気取れば、天気晴朗なれども風強しというところ。鼻から涙が出る。(鼻水やろっ!)奥の駐車場に入る順番待ちの車を尻目に境内へ。予想通りこぢんまりとしている。本堂は真新しい。2000年の放火で消失。再建を果たしたばかりという。残念なことだが、頭のおかしいのは、どこの世界にもいる。建礼門院徳子は、平清盛の次女。高倉天皇中宮(皇后と同格)であり、安徳天皇の母でもある。1185年、壇ノ浦の合戦の折、二位の尼(清盛の正室)が、6歳の安徳天皇を抱いて入水自殺。続いて建礼門院も跡を追おうとする。が、幸か不幸か、水面に浮かぶ髪が熊手にかかる。引き上げられ、都へ連れ戻される。剃髪し真如覚と号。亡くなるまでの28年間、我が子と平氏の面々の菩提を弔って過ごしたという。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『捨て子あり(ステコアリ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:皮肉や悪口。