まちゃつの徒然日記

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恩師、Pehda先生(267)

岩下志麻は、美しい」との評価を度々拝聴。だが、日本映画の推薦を受けたことは、残念ながら一度もない。想像するしかないが、『秋刀魚の味』(1962年、小津安二郎監督作品)をご覧になったか。当時21歳の岩下志麻が演じるのは、妻に先立たれた初老のサラリーマン平山周平(57)の娘、路子(24)。娘が縁付くのはまだまだ先と楽観している周平(笠智衆)だが、婚期を逸することにならぬか心配もしている。結局、路子が思いを寄せている男性は別人と婚約したことが判明。医学部出身の男性との縁談が進む。周平が恩師や同窓生と酒を酌み交わす場面に登場する「命の水」、プロ野球大洋・阪神戦の中継などが思い出される。でも、ペーダ先生の印象に残ったのは、周平の恩師、ヒョウタンこと佐久間(東野英次郎)や周平自身がつぶやく科白ではなかったか。先生の敬愛する、エマーソン(1803年5/25〜1882年4/27)の箴言「人間は皆、1人で世の中を歩いている。我々が望むような友達は、夢であり寓話である」にも通じるからである。

佐久間「あんた方は幸せだ。わたしゃ、寂しいょ…」
河合「何がです、何が寂しいんです?」
佐久間「いやぁ、寂しいんじゃ…悲しいょ。結局、人生は独りぼっちですわ」

和夫「あんまり酒飲むなよ。身体大事にしてくれよなぁ…。まだ死んじゃ困るぜ」
周平「あぁ、大丈夫だ…。いやぁ、♪守るも攻むるもくろがねの、か。…独りぼっちか…」


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『野球で阪神(ヤキュウデハンシン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:今津線が映画化。