まちゃつの徒然日記

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Colin Luther Powell

統合参謀本部議長については4/11付日記を参照されたし。有能なだけではなく、ただならぬ運にも恵まれなければ就けない地位である。軍人としての栄誉を極めて退役した後には、静かな余生が待っているのが普通。が、過去18人の議長の中には、少数ながら再就職組が4人いる。NATO軍最高司令官として1人、外交官(イギリス大使、ベトナム大使)として2人。4人目が、本日話題の人物、第12代議長Colin Luther Powell(1937年4/5〜)である。イラククウェート侵攻に伴う湾岸戦争時の統合参謀本部議長であり、大統領候補の最右翼と目されたが本人は辞退している。また、唯一政治家に転身した人物であり、国務長官を務めた点で出色。コリン・パウエルは、ジャマイカ移民2世。マンハッタン北部ハーレムに生まれ、対岸のサウス・ブロンクスで育つ。Morris High School(1897年に創立された、ブロンクスで一番の伝統校)卒。高校在学中にイディッシュ(ユダヤ人が使用する国際語)に接する。アルバイト先がベビー用品店であり、店長や顧客と話すうちに習得したという。1958年にニューヨーク市立大(地質学専攻)を卒業するものの、C評価の多い成績だったことを公言している。だが、その大学生活でたった1つではあったが、興味を持てるものを発見。入学して半年後から履修した「退役将校訓練課程」がそれ。コリンにとって人生の転機となる。内容が好きになるだけでなく、かなり上手くこなせることに気づく。コリン・パウエル自身のことばを引用。「自分の好きなことで、同時に上手にできると自分で思えることこそが、人生で本当に探し求めるべきものだ。その2つを合わせられたら、乗っかっている正しい進路に沿い、ただ車を走らせればよい」35年間を陸軍で過ごし、陸、海、空、海兵4軍のトップ、統合参謀会議議長への道を歩み始める。「退役将校訓練課程」を履修済みのため、大学卒業と同時に陸軍少尉に任官。欧州勤務を経て、ベトナム戦争に2度出征。最初は大尉、2度目は少佐の階級。2度とも負傷。帰還後ジョージ・ワシントン大大学院に入学。経営学修士号を取得している。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『新卒手本(シンソツテホン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:証券取引法で禁止。バブル崩壊時、一部大手企業が受けたとも。