陸、海、空、海兵の４軍を統率する軍人で、米軍制服組トップ。米大統領、国防長官の最高軍事顧問。１９４９（昭和２４）年の創設。大将職で任期は２年。通常は２期４年務める。現役の大将４０数名すべてに就任のチャンスがあるかというと、そうではない。統合参謀本部のメンバー６名（議長、副議長、陸、海、空、海兵の総司令官）に欧州軍、太平洋軍などの統合軍司令官９名を加えた１５名からしか選ばれない。前任のマイケル・マレン大将（アナポリス海軍兵学校出身）の退任に伴い、２０１１年１０／１からはマーティン・デンプシー大将（ウエストポイント陸軍士官学校出身）が就任。代行を含め１９名の議長は、おそらくアナポリスかウエストポイントの出身者で固められているのだろうと想像していたら、これがハズレ。予想よりは少なく約２／３の１２名（陸士が７名、海兵が５名）だけが該当。残りの７名は、一般大学卒５名、大学中退（！）１名、何と高卒（！！）も１名いる。米国の能力主義や多様性には驚かされる。対照的なのは、戦前の日本。旧陸海軍に一般大卒の大将など皆無。翻って現代の日本。陸海空自衛隊のトップ、統合幕僚長の出身校を調べてみる。１９９１年以来、防大出身者が独占。日本はなかなか変わらない。ふぅ。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『転勤失意（テンキンシツイ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：心持ちがすっかり変わる。
