まちゃつの徒然日記

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新聞記事の面白さ(13)

APECアジア太平洋経済協力会議)をOPEC石油輸出国機構)と言い間違えてしまう。“Is our children learning?”「子ども達は勉強中か?」と喋ってしまい、be動詞“Is”“Are”の使い分けさえ出来ないとこき下ろされたこともある。メディアの好餌となった米国前大統領George W. Bush Jr.の話す英語には、“Bushism”(ブッシュ流病的状態)なる不名誉なあだ名もついた。一方、間違いを指摘するプレスの側にはミスがないかというと、さにあらず。“Nobody's perfect.”新聞社内の二重、三重のチェックをくぐり抜け、おかしな表現が紙面を「飾る」ことも起きる。早速切り抜かれ、まちゃつのスクラップブック入りとなる。そんな中から、本日の話題になるのは、1998(平成10)年1/4A日新聞朝刊、「米軍機急接近」「旅客機機長、脅威訴え」と題する記事。何か変な部分はないだろうか。

相次ぐ米軍戦闘機による民間旅客機への急接近に、「脅威を感じる」と民間パイロットたちは訴える。米軍機が日米地位協定で日本の航空法の適用を除外されたまま、空の交通整理はできるのか。一九七一年七月、岩手県・雫石上空で全日空機と自衛隊機が空中衝突した悲劇の教訓を忘れるなという声が上がっている。(略)運輸省の申し入れに対して、米軍側は「旅客機を視認しており、危険は全くなかった」と、三宅島沖の場合と同じ回答をしたという。民間機のある機長は「戦闘機のように小回りの利かない旅客機は、戦闘機のパイロットがたいしたことではないと思う飛行でも、危険や脅威を感じる。相手機が見えなければなおさらで、米軍はそれがわかっていない」と話す。(以下略)

助詞「は」の欠落。「戦闘機のようには」と改めるべき。でないと、戦闘機も旅客機同様「小回りが利かない」ものの例となってしまい、機長の主張と相容れないことになってしまう(T_T)。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『詩人憤死(シジンフンシ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:勢いのはなはだ盛んなこと。