まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda先生(261)

ペーダ先生ご使用のJoey Adams著“The Borscht Belt”に多く登場するのは、ユダヤアメリカ人。歌手兼俳優でコメディアンでもあるDanny Kaye(1/18/1913〜3/3/1987)の2回目。3/16付日記の続き。Thomas Jeffersonハイスクールに進学したものの、卒業はしていない。入学後間もなく、心の支えであった母親が亡くなる。家を飛び出し、親友のLouisとフロリダへ。ルイスがギターを弾き、ダニーが歌う生活。ストリート・ミュージシャンでは長続きしないから、結局ニューヨークに舞い戻る。父親は、高校へ戻れとか仕事に就けとか一切押しつけがましいことを言わず、才能に磨きをかけるチャンスをダニーに与え続けたという。ソーダ水の売り子、保険会社の調査員、歯科事務員など職を転々。保険会社では、自分のミスから多額の損害を会社に与えてしまう。事務員をやらせると、歯科医が昼食に外出した隙に歯科用ドリルを勝手に拝借。事務室の木造部分にデザインを施す始末。最後はクビ、の繰り返し。転機が訪れるのは、避暑地Catskillでやった司会がきっかけ。二十歳前になって、ダニーはやっと仕事のコツを掴む。1933年、寄席でダンスの出し物『3人のテレプシコレ(ギリシア神話に出てくる歌舞の女神)』の1人を演じる依頼を受けて運が開く。以後は、コメディアン・歌手として日の当たる場所を歩む。映画には、1935年制作の“Moon over Manhattan”を皮切りに23の作品に出演。ユニセフの親善大使を務めるなど、慈善活動に熱心だったことで知られる。だが、施設訪問など活動の大半は、目立たぬよう行われていたという。正に「陰徳ある」エンターテイナーといえる。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『頬、運動だ(ホオウンドウダ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:車道を横切る歩行者は…。