まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

ミルフォード・サウンド

高緯度を中心に地表の1/3以上を氷が覆った氷河期。3千メートルの厚さに達したところもあったという。何千億トンもの氷塊が、例えば年に2,30メートルの速度で海へ向かう。河川に比べればゆっくりではあるが、確実に山肌を削り、岩石を下流へ運ぶ。氷河の浸食・運搬により生じる地形の1つがU字谷。海水が入り込めばフィヨルドである。ノルウェーソグネフィヨルドだと、最大深度1200メートル以上、奥行きは204キロに及ぶ。フィヨルドは、アラスカ、グリーンランドなどにも見られるが、本日話題のミルフォード・サウンド(入り江)は、ニュージーランド南西部に位置するフィヨルドランド国立公園の一部。南緯45度付近故、日本で言えば稚内に相当。ツアー(日帰り・船内一泊など)に参加すれば、海底からそびえ立つマイターピーク(1690m)、高さ150mのボーウェン滝など美しい自然に息を呑むだけでなく、イルカ、オットセイ、ペンギンなどの野生生物をすぐ側で見られる。国立公園HPに“When you travel to Fiordland,you will be visiting one of the most dramatic and beautiful parts of New Zealand.”とある通り。2011年10月時点での成田・中部・関西各空港から最寄りのクイーンズタウン空港までの正規運賃(ニュージーランド航空)は、11万5千円(エコノミー)から34万5千円(ビジネスプレミアム)。ニュージーランドは西岸海洋性気候だが、ミルフォード・サウンドは名うての多雨地帯。年間の2/3が雨。年間降水量は約6000ミリ。日本一の多雨都市、尾鷲の1.5倍! 世界遺産にも登録済み。お出かけの節には、虫除けスプレー(夏は蚊が多い)、防水上着又はコート(滝の近くに船ごと接近する)、セーター(夏でも冷え込むことあり)、帽子、日焼け止め、サングラス(南極上空にオゾンホール)は必携。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『どぶの売り買い(ドブノウリカイ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:スタインベックの小説。