まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

バートランド・ラッセル(2)

両親を亡くしたバーティは、父方の祖父(元首相)に引き取られペンブローク・ロッジ(Pembroke Lodge)で暮らし始める。列車を降りるときに見た、パディントン駅のガラス大屋根は長く記憶に残ったという。到着したロッジは、山小屋ではない。HPにはmagnificent Geogian mansionとある。(なんや、マンションか!)と早とちりをしてはいけないアル。集合住宅ではない。英語の“mansion”は、貴族が住む大邸宅の意。9.5平方キロの国立公園(大阪城公園の10倍!)内にある丘の上に建つのは、建坪4500平方メートルに及ぶ壮麗な(magnificent)白亜の2階建て。チャーチルの生まれたブレナム宮殿(Blenheim Palace)ほど立派ではないが、祖父John Russellがビクトリア女王から下賜されたもの。現在はRichmond Park(鹿だけで600頭が生息)の一部。屋敷は、レストランや催し物会場となっている。ペンブロークの住人は、祖父母、叔母Agatha、叔父Rollo、兄Frank、バーティ本人の6名に使用人が8名。毎朝7:30からの30分間は、ピアノの練習。8時からは礼拝。食事は、きわめて質素。年中、冷水浴を欠かさない生活だったらしい。家庭内の環境で4歳になった頃には英語と同様にドイツ語も話す。5歳になる前から約1年半、幼稚園に通う。5歳からドイツ人とスイス人の家庭教師がつく。義務教育課程の小中学校には通わずに家庭教師から教育を受けるスタイルは、貴族では普通のこと。バーティ6歳の時、祖父が85歳で亡くなる。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『涙腺過多(ルイセンカタ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:菱垣廻船を圧倒。