まちゃつの徒然日記

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『徒然草』第二百二十六段

後鳥羽天皇の御代、信濃前司行長は学問に通じているという名誉があった。『白氏文集』(71巻)の新楽府を問答によって明らかにする、御論議の番の人数に加えられたという。ところが、論議の座で詩を講じた際に、武の七徳を挙げようとして二つを忘れてしまう。人々に「五徳の冠者」とあだ名をつけられてしまった行長は、辛いことだと思い学問を捨て出家したということである。一芸を身につけている者は、たとえ身分の低い者であっても召しかかえ、かわいそうなものとして面倒をみておやりになっていたのが延暦寺の座主、慈鎮和尚。この信濃の入道をお助けになったという。その行長が『平家物語』を作り、生仏という盲目に教えて語らせたということだ」
信濃前司行長度忘れした、武の七徳。これを備えた者が天下を治めるのにふさわしいとされる。戦う大義は、即ち
暴を禁じ(乱暴を禁じ)、
兵をやめ(戦争をやめ)、
大を保ち(立派さを保ち)、
功を定め(功績を挙げ)、
民を安んじ(国民を安心させ)、
衆を和し(皆を仲良くし)、
財を豊かにす(公益を図る)
ためだという。さて、『平家物語』の作者が思い起こせなかったものとは?


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『良きうどん、希望(ヨキウドンキボウ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:赤い羽根。