幕僚監部勤めで自衛官を退職した、従兄弟THから聞いた話。二佐だった頃、東北地方で日米合同演習が実施の運びとなった。図上だけの演習ではない。ヘリや戦車を動かし、実弾を使用する「野戦」の最中のこと。通信担当の若い士官（東北出身）が青ざめている。話す英語が通じない。“R”と“L”の発音の違いからか、“Roger!”「了解！」を繰り返しても理解してもらえないという。東北弁で「そうだ！」はどう言うかとTHが問うと、士官の返答は「ウンだ」。「ウンだじゃーっ！」と叫ぶよう命令すると、通じたというのである。話が出来すぎている故、TH得意の法螺話の可能性もある。だが、男性名“Roger”の愛称は“Dodge”。英語で“R”と“D”の発音が入れ替わるのは、珍しいことではない。「ウンだじゃーっ！」に倣い、献血に訪れた人たちの側で「どないしたん？」とやってみる人いる？ 誰かがしゃがみ込めば、“Donor, sit down.”と聞こえるということであろう。そんなこと、起きる訳ないか。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『スイス、疎開参加（スイスソカイサンカ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：オキシドール。
