まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

ジェミニ6号7号

マーキュリー計画で有人宇宙飛行の技術確立に自信を深めた米国。有人での月面探査を10年以内に実施する旨、ケネディ大統領が演説するのは1961年のこと。後にNASAは大統領の演説を実現。だが、単に地球を周回するのと月面に人を送り届け無事帰還を果たさせるのとでは、同じ宇宙飛行技術でも雲泥の差。宇宙船同士のランデブー、司令船・機械船と月着陸船の切り離しや再ドッキング技術、宇宙での長期滞在や船外活動の問題などをクリアーせねばならない。山積する問題を解決するために組まれたのがジェミニ計画。3号からが有人飛行で、ミッションは12号まで続く。宇宙空間で宇宙船同士が接近する初級の技術、ランデブー1つ取っても容易なことではない。3トン少々の船同士が、ぴったり同一地点で出合わねばならないからである。太平洋どころか大阪湾上で実施しても難しいのに、広大な宇宙空間で成功させねばならない。しかも、互いに時速2.5万キロで飛行しながらの話である。世界で初めてランデブーに成功するのは、1965年12月15日。0.3メートルまで接近したのは、本日話題のジェミニ宇宙船。7号の船長はフランク・ボーマン(陸軍出身の空軍テストパイロット出身で後に大佐。後にアポロ8号で月周回軌道に乗る)、パイロットはジム・ラヴェル(海軍テストパイロット出身で後に海軍大佐。ジェミニ12号、アポロ8号、アポロ13号に搭乗する)。6号の船長はウォーリー・シラー(海軍出身の空軍パイロット。アポロ7号に搭乗)、パイロットはトマス・スタッフォード(海軍出身の空軍パイロットで空軍中将。後にジェミニ9号、アポロ10号に搭乗。将官の宇宙飛行士は珍しい)。本年1/22、HTV(こうのとり)がISSとの2度目のランデブーに成功。ドッキングは、ISS側からの手動。初のランデブーから45年が経過しているが、こちらは無人での快挙である。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『市電やないんか(シデンヤナインカ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ラピート。