本日の話題は、1995年3月N経朝刊一面の書籍広告から。残念ながら、日付は亡失。書名は、『学校へ行かなかったケンイチ』マネジメント社。副題に「姉が初めて語るO・研一の意外な素顔と魅力の書!」とある。10日発売だから、恐らく発行日は上旬。O・研一は、福岡県生まれの経済評論家、UCLA教授、起業家。東工大で修士、MITで工学博士号取得。立派な人やね。ところで、広告のおかしな表現に気付くかな?
社会の中で「異端者」と呼ばれる人たちにも理解を示した「やさしい」弟O・研一を語る。スジガネ入りの登校拒否児でもあった弟の人間性を堀りさげている書。定価1000円
「スジガネ入り」にも驚くが、「堀り」がいけない。これでは「ほりり」としか読めない。動詞なら「掘る」、名詞なら「堀」。看板コラム『春秋』下、いわば広告の一等席。原稿をチェックしてあげなアカンで、N経さん。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『移りし世継ぎ(ウツリシヨツギ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:不景気だと上昇する。