まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

鬼ヶ城

「桃太郎」に出てくる鬼ヶ「島」ではない。三重県熊野市の海岸にある、大小数十個の洞窟群をこう呼ぶ。長期に渡り海水に浸食された凝灰岩の崖が、大地震の度に隆起。現在の奇観が形成されたという。まちゃつが出かけたのは、1976(昭和51)年の夏。東京から帰阪するのに、いつも新幹線ではつまらない。前年から特急に昇格している14系寝台特急紀伊』の乗客となる。乗客減でその後廃止(T_T)。定刻21:00に10番線を発車。相客なし。帰宅途中の働きバチで満員のホームや通勤電車を眺めつつぐびぐびやろうと、ロング缶2本と駅弁を仕入れてある。その5年前に亡くなった、百輭先生の気分。茅ヶ崎、平塚辺りでほろ酔い。洗面を済ませると、ベッドに潜り込む。気がつくと6時。併結している『いなば』の切り離しが名古屋で行われたはずだが、気付かなかったなぁ、などとぼんやりした頭で考える。たいていの乗客が目を覚ます、午前2時の衝撃音に気付かなかったのは、アルコールのお陰か。6時半前に熊野着。こんなに早く到着した狙いは、1キロに渡って続く岩場の灼熱地獄を少しでも緩和するため。鬼ヶ城へのバスの便があるのは、調査済み。乗車時間は5分故、いざとなればタクシーも使える。トンネルをくぐると、鬼ヶ城東口に到着。遊歩道とあるが、足場は良くない。海側には金属製の手すり。転落防止だろう。スリル満点。見どころは、千畳敷、猿戻り、鬼の風呂桶、神楽岩、潮吹、飛び渡り。外にもあったが亡失。喉が渇いたことは忘れない。無事、西口に到着。現在は、台風による崩落で千畳敷までの往復しか出来んとよーっ。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『我が名は犬(ワガナハイヌ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:はっきり言わない方が、差し障りなし。