まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda先生(233)

ディクテーションの時間帯以外は、「無監督制度」“Honor System”でテストを実施するのがペーダ先生流。まちゃつが在籍したクラスに不埒者は出なかったが、やろうと思えばカンニングは可能であった。“Honor System”は、トマス・ジェファーソンが自分の母校ウィリアム・メアリー大学で実施したのが始まりという。現在でも「無監督制度」を維持している米大学の場合は、学生1人ひとりに誓約書を提出させている。例えば、“On my honor as a student I have neither given nor received aid on this examination.”「この度の試験に関しまして、私は学生として誓って援助したり援助されたり致しておりません」のように。システムを維持するのは、試験監督用スタッフの人件費削減が狙いらしい。ペーダ先生が、誓約書を求めたことはない。学生を紳士として扱いたいからか。学生の気質や向学心は、年毎に異なる。ペーダ先生が年2回の筆記試験のデータで評定(優、良、可、不可:実際には100点満点で記載)をおつけになったとは、とうてい思えない。授業中の様子やディクテーションに出席点を加味し決めていらした節がある。万が一、学生が不正行為をやらかした場合でも、採点して、普段と異なる結果が出ればたちどころにばれる。アナー・システムは、先生と学生との信頼の絆だったのだろう。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『帰省に通知よ(キセイニツウチヨ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:1つの行為で2つの利益。