まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda先生(232)

年に2度のテストには、「私が推薦した映画を3つ書きなさい」というような問題もある。授業を受けていない学生だと、チーン。お陀仏。という訳で、今日は先生推薦の“Junior Bonner ”の紹介。1972年、MGM配給。ジュニア・ボナーは、人名。カウボーイで盛りを過ぎた元ロデオチャンピオンを演じるのはスティーブ・マックィーン。自分を振り落とした「悪魔」とあだ名される荒牛サンシャインを追いかけ、故郷プレストンに戻ってくる。現代劇故、カウボーイでも車に乗って現れる。全くの文無し(He's broke to the world.)。親父のエース・ボナー(元ロデオスター)からオーストラリア行きの航空券をせがまれる。何とかしてやりたい気持ちはあるが、どうにもできない。7/4/’72に開催されるロデオ大会でサンシャインと再び対峙し、チャンピオンに返り咲こうと虎視眈々。エースが所有していた牧場は処分され、両親は別居。家族はバラバラ。だが、そこはかとなく心は通う。ペーダ先生好みだったのは、マックィーンの役柄が“lonesome”(寂しく感じさせる雰囲気)を漂わせているからか。個人的には“Bullitt”の役柄の方がマックィーンらしく感じるが…。生き甲斐を感じる仕事に夢中になり一流を目指そうとするのは、ロデオ好きの主人公だけではない。不動産業を営む羽振りの良い兄や、オーストラリアの鉱山でひと山当てようと目論む父親とて同様。孤独なんか屁とも思わない。賞金の使い道が格好いい。ペーダ先生は、どこが良いここが良いとはおっしゃらない。故郷に母親を残し(米国人なら普通のこと)、非婚を貫き、未知のフロンティア(日本)での活動を決めた先生の生き方も“lonesome”。ご自分の人生と重なる部分があるからか。これは良い映画だから見なさい、ただそれだけ。サム・ペキンパー監督作品でロデオのシーンも見応えがある。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


ナウい星や(ナウイホシヤ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:会社が従業員や家族に配る。