神戸市立森林植物園を後にしたのは、午後５時前。帰りのルートは、R４２８、新しく開通した山手幹線、R２、R４３の予定だが、実のところはナビ任せ。新神戸駅を過ぎて１キロほど進むと赤信号で停止。何気なく標識を見ると、王子公園前。（王子プールがある！）たちどころに４０年前の記憶が蘇った。「いよいよ７月から夏期休暇だね。７月下旬から８月いっぱいは、私はボストンに滞在する。黒板の住所（イーストウッド・サーキット＊＊番地）宛に必ず手紙を出すこと。宿題だ。ところで、蒸し暑さをしのぐのに、君たちはどうしているの？」今から思えば７０日間は長い。海外旅行でもしようものなら近所で評判になる時代。せいぜい国内旅行するとか、帰省するとか、キャンプやプールに出かけたりすると答えるのが関の山。冷房のある家庭は少数派である。まちゃつは、九州に帰省する外は長居プールに出かける旨返答。話の水準を合わせるためか、先生の口から飛び出したのがOhji Pool。「私も王子プールに出かけるよ、７月中の日曜日にはね」「神戸は上品だが気取ったところもある。サービスの値段が大阪に比べ高いのが難点」先生の口癖である。入場料が安いせいか、王子プールがけなされることは決してなかった。大人３５０円は、確かに今でもリーズナブルである。先生がプールへ通った同じ道を下校する生徒らは、葺高生か神高生か。上ヶ原に引っ越す前のK西学院キャンパス所在地でもある。６月の第２金曜日夕刻、いずれ訪れてみたいと念じつつ帰阪した。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：労働三権の保障。
