まちゃつの徒然日記

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六甲高山植物園(2)

6月の第2金曜日に訪問。昨日の日記の続きである。植物園としては、思っていたほど広くはない。むしろ狭い。パンフレットにはないので、面積を調べる。5ヘクタール。長居植物園の1/5。だが、こんなに充実しているとは想定外。いい意味で裏切られた。昭和天皇、今上陛下、皇太子殿下の3代に渡る行幸・行啓の栄に浴すはずである。1933(昭和8)年、牧野富太郎博士の指導により開園。標高865メートルのロケーションを生かし、寒冷地植物、六甲山自生植物など、1500種が栽培されているという。西入口から入園。目前に広がるのは、ミズバショウ。残念ながら時期が遅く、雪白色の仏焔苞(ぶつえんほう)や黄緑色の花穂は見られない。巨大な葉が茂るのみ。サトイモ科の多年草とある。食い意地が張っている、まちゃつは「山の中で遭難したら、この葉っぱを食べてしまうかもしれないなぁ」と発言。とんでもないことだそうである。毒物のシュウ酸カリウム(パイナップルにも含まれているらしい)で喉が腫れ、ひどい場合は窒息死するという。決して食べてはいけないアル。少し離れたところに橙黄色の花がちらほら。(まさか、ニッコウキスゲ? いちばん近くても、長野県まで行かな、見られへんやろ!)との予想も見事にすくい投げをくう。貴重な「高山」植物が近畿地方でも見られるのである。いやはや、素晴らしい。印象に残ったのは、クリンソウ。寺院の塔の心柱上部、水煙の下にある9つの輪(九輪)に、その姿が似ることから名が付いたという。ピンクの可憐な花である。残念だったのは、途中からマナー違反の老人団体でごった返したこと。酒が入っているのか、「植物園…こーに連れてきて、ほんまにつまらん!」などの独り言はまだましな方。臨時に開催されたスライド映写会では、仲間内で喋りまくる。解説の音声が聞き取れないほど。入口ドアの開閉音も凄まじい。“You don't want to slam the door! Today's wrinkles!”と叫びたくなるのを我慢し、さっさと退散。入園時にガラーンとしていた駐車場には、岡山ナンバーの大型バスが4台止まっている。別な機会に再訪したい場所である。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『監査、付けん(カンサツケン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:公訴を提起、裁判の執行を監督する。