まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

USS Blue Ridge(4)

一昨日からの続き。本年5/27の旧海軍記念日。「三笠保存50周年(連合艦隊旗艦就役106周年)式典」が、横須賀で催されたという。残念なことに、まちゃつの知る限り日本のメディアでは伝えられていない。戦前の日本なら、海軍記念日を知らぬ者など皆無。1905年の日本海海戦東郷平八郎率いる連合艦隊が、国家存亡の危機の中、ロシアのバルチック艦隊を撃滅した日だからである。以下の発言の主は、市長でもなければ知事でもない。ましてや、首相でもなければ防衛相でもない。

「ロシアは、38隻中21隻を喪失。7隻が捕獲され、6隻は武装解除将兵の戦死者は4545名、捕虜は6106名を数えた。一方の連合艦隊は、116名の戦死者と3隻の水雷艇の喪失にとどまったのである。ドレッドノート以前の戦艦である『三笠』は、圧倒的勝利をもたらした世界の海戦史上、最後の生き残りとしての位置を占めている」

式典で上記の発言をしたのは、日本人ではない。同日、米海軍省HPに掲載された記事に依れば、挨拶の主は、米第7艦隊司令官(USS Blue Ridge座乗)スコット・ヴァン・バスカーク中将。自身を「東郷の門人」と言ってはばからなかった、故チェスター・ニミッツ提督と同様に中将も潜水艦勤務が長い。ただの外交辞令ではないだろう。電波に乗せないメディアは、何をためらっているのか。挨拶の続きをもうちょっと。「本当の」友達は得がたいのにねぇ。

「本日の式典は、単に『三笠』だけに対するものではない。米海軍と海上自衛隊との共同戦力間の友情の絆に対するものでもある。…友達作戦が実施されている間、また高島中将及び倉本中将との日常の交流において、非常に困難な任務がぎっしり詰まった海上自衛隊を見て気付いたのである、東郷元帥の精神が生き続けていると。海上自衛隊の男性隊員も女性隊員も、強烈な肉体的精神的ストレス下で作戦に従事したにも関わらず、焦点が決してぶれない点において、任務が成功するよう専念した点において、国家への義務の観念において最高であった」


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『今も納屋保てたら(イマモナヤタモテタラ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:一途な気持ちをこらえられない。