まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda先生(225)

ペーダ先生の授業に使用された、Max Wilk著“The Wit and Wisdom of Hollywood”の6回目。「真面目くさった顔で冗談を言う王様」で知られる、漫談家、ジャッキー・ヴァーノンについては、9/17付日記を参照されたし。

後に漫談家として出世するジャッキー・ヴァーノンは、子どもの頃、チャーリー・チャップリンの熱烈なファンであった。毎週毎週、チャップリンにファンレターを書く。だが、どの手紙にも返事は来ない。ハリウッドからの返事がないまま、ヴァーノンは幾たびも手紙を書き続ける。何年も経って、漫談公演のためヴァーノンがロンドンに滞在している際、スイスでの隠遁生活を離れたチャップリンが、ソフィア・ローレンマーロン・ブランド出演の映画『伯爵夫人』撮影のためロンドンに出てきたという。白髪のチャーリーがレストランにいるのをヴァーノンは自ら発見。その時点でも熱烈なファンであったヴァーノンは、歩いてレストランの反対側に行くと自己紹介に及んだ。「チャップリンさん」ヴァーノンが声をかける。「大変失礼だとは存じますが、こちらへ参りご挨拶申し上げずにはいられませんでした。あなたの大ファンの1人、ジャッキー・ヴァーノンと申します」チャップリンは、まるまると太ったヴァーノンを見上げる。「ヴァーノン?…、ヴァーノン?…」チャップリンが思いを巡らす。ややあってうなずくと、チャップリンは尋ねた。「どうして書くのを止めてしまったのか、言ってごらん」と。

As a boy,the successful comedian Jackie Vernon was a passionate fan of Charlie Chaplin. He wrote fan letters to Chaplin week after week,all of which went unanswered. Time after time Vernon wrote,with no response from Hollywood. Years later Vernon was in London for a professional engagement. Chaplin had emerged from retirement in Switzerland to direct The Countess from Hong Kong,with Sophia Loren and Marlon Brando. At a restaurant Vernon spotted the white-haired Charlie in person. Still a passionate fan,he walked across the restaurant and introduced himself. “Mr. Chaplin,”he said,“please excuse me,but I had to come over and say hello. I'm one of your biggest fans--my name is Jackie Vernon.”Chaplin looked up at the round Vernon.“Vernon?...Vernon?...”he mused. Then he nodded. “Tell me,”he asked,“why did you stop writing?”


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『消えないニラ(キエナイニラ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:態度がどっちつかず。