まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

貸そかな、まあ…

金属がイオン化し溶液中に入ろうとする傾向には大小がある、と習ったのは中学時代。カリウムやナトリウムはイオン化傾向が大きく、銅や銀は小さい。その順を忘れぬための呪文が、「貸(K)そか(Ca)な(Na)、ま(Mg)あ(Al)当(Zn)て(Fe)に(Ni)す(Sn)な(Pb)、ひ(H)ど(Cu)す(Hg)ぎん(Ag)借金(Pt,Au)」というもの。上手く考えたものである。数学で三角比が登場した際には、筆記体の筆順で記憶すべしと習う。今でもこんな風にやっているかどうかは不明。即ち、サインならsの小文字を書く要領で最初が斜めだから直角三角形の斜辺、次は下がるから垂辺という具合。(垂辺/斜辺)が導き出される。コサインならcの小文字で(底辺/斜辺)、タンジェントもtの小文字の筆順から同様に(垂辺/底辺)が導かれるという具合。が、戦前の中学校では、もっとエレガントに五七五のリズムで覚えたという。サイン、コサイン、タンジェントを「春うらら、水車、停車す、水底に」とやったらしい。義務教育ではないから、可能だったか。「春うらら」には意味がない。「水車」は(垂/斜)、「停車」は(底/斜)、「水底」は(垂/底)の読み替えである。素晴らしい。化学に戻る。水、空気、日光の外にも、植物の生長に必要な元素は10数種類に上る。その内の10種、C(炭素)H(水素)O(酸素)N(窒素)Mg(マグネシウム)Ca(カルシウム)K(カリウム)S(硫黄)P(リン)Fe(鉄)を旧制中学の先生はどう指導したか? 順番はこの通りである。ちょっと、考えてケロ。答えは、「ちょんまげ隠すっぺ」(CHONMgCaKSPFe)である。我々は伝統を引き継いでいるのだろうか。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『改革派か?(カイカクハカ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:安価な物を求める風潮。