まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda先生(214)

7/12日記で触れたMax Wilk著、“The Wit and Wisdom of Hollywood”『ハリウッドの才知と知恵』からの引用。マックス・ウィルクはイェール大学出身。著名なシナリオライター、ノンフィクション作家でもある。7/19付日記に登場した、同じく著名な映画プロデューサー、アーヴィング・タルバーグの無声映画に対する発言を紹介している。現在のようなサウンドトラック付きフィルムができる以前、日本の映画館では活動弁士を雇用。映像に合わせて弁士が語るのが当たり前の風景であった。例えば、同じチャップリンの映画であっても、弁士の人気・不人気により興行成績に差が出た。

「サイレント(音の出ない)映画というのは、一度も存在したことはない」とアーヴィング・タルバーグは言った。「映画を撮り終え、映写室の一室で上映。夢を打ち砕かれて出てくるだろう。ひどい気分でな。自分の作る映画には高度の希望を抱くものだ。各部門の責任者を苦労して片づけるが、結末はいつも同じ。それから劇場で上映。ピットにピアノをかき鳴らす女の子を着席させてな。世界中、てんでんばらばらの演奏と相成る。でも、あの楽曲のお陰だよ、映画産業が存在し得たのは」

“There never was a silent film,”said Irving Thalberg. “We'd finish a picture, show it in one of our projection rooms,and come out shattered. It would be awful. We'd have high hopes for the picture,work our heads off on it,and the result was always the same. Then we'd show it in a theatre,with a girl down in the pit pounding away at a piano,and there would be all the difference in the world. Without that music,there wouldn't have been a movie industry at all.”


それでは、本日のシャッフルクイズ。


伊勢路、嘘(イセジウソ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:twin。