まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda先生(212)

「30年代、40年代は、ハリウッドの全盛期。Paramount、20th Century Fox、Warner Bros.などのスタジオがニューヨークに本社を構え、管理、マーケティングを行っている。脚本家、プロデューサー、監督、俳優、衣装、美術、撮影などの各部門と長期契約。観客の好みを分析。収益率が上がるよう、上層部が脚本家、監督、俳優、スタッフを割り振る。スタジオごとに年間40本は制作していた。制作現場は、西海岸のハリウッド。大きな予算を割り当て、大スターが出演する‘A’pictures(A級映画)の代表作は『風と共に去りぬ』など。予算もスターの数も少ない‘B’pictures(B級映画)には西部劇、メロドラマ、ミステリーなどが該当する」
Max Wilk(7/12付日記)作のノンフィクションに登場する映画プロデューサーの1人にIrving Grant Thalbergがいる。教材に登場する人物だが、ペーダ先生からの説明はない。映画通故、ご存じない訳はない。アウトラインだけでも紹介して貰えれば、理解はより深くなるはずである。が、先生にはご自分だけが喋り学生は聞くだけといった、一方通行の授業を避けていらっしゃる節がある。情報量を増やさないのは、学生の理解が及ぶ範囲を熟知なさっているからか。Wilkの教材を使用なさった際は、映画界の裏話を紹介することに主眼を置いていらしたものと思われる。アーヴィング・グラント・タルバーグ(1899年5/30〜1936年9/14)は、著名な映画プロデューサー。ブルックリン生まれのユダヤアメリカ人。高卒後、ニューヨークでユニヴァーサルに採用される。21歳でユニヴァーサル・シティの制作部門担当重役。後にMGMに移籍。1932年『グランドホテル』、1935年『戦艦バウンティ号の叛乱』、1935年『オペラは踊る』、1936年『ロミオとジュリエット』を手がける。良い脚本、ふさわしい監督、ぴったりの俳優、最高のスタッフを選定する「天才少年」“The Boy Wonder”の名を欲しいままにするが、生来病弱で心臓疾患を抱える。肺炎のためサンタモニカで亡くなる。享年37歳。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『泣こうが言えん(ナコウガイエン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:大きな植物園がある。