１７年前の今日、シューメーカー・レビー第９彗星が木星に衝突し始めた。「始めた」と書いたのは、木星の重力で核が砕けて２１個の破片となり、２２日にかけて次々に落下したからである。人類に観測できる最初の天体同士の衝突とあって、ハッブル宇宙望遠鏡や地上にある巨大望遠鏡がフル稼働。メディアを賑わした。発見されたのは、前年の３月。その後の調査で１９６０年（ローマオリンピック）頃に木星の軌道に入ったことが判明。更にそれより以前の１９１７年（４７万人が落命した第一次世界大戦イープルの戦い）頃、土星に接近した影響で太陽系のより内側に軌道が変わったことが、木星に捕獲される遠因となったことも明らかとなる。約６５００万年前、白亜紀末に起きた大量絶滅は、ユカタン半島に衝突した隕石が原因らしい。木星の質量は、木星を除く太陽系全惑星の質量の２．５倍。この巨大惑星は、その強力な重力であまたの微小惑星を捕獲し地球に接近する頻度を下げ、生命が進化する時間を地球に与えてくれた「宇宙の掃除機」である、とする説には肯かざるを得ない。この年の９月２２日にペーダ先生がお亡くなりになるのであるが、夢想だにしなかった。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『眼科慰問（ガンカイモン）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：専門家ではない。
