まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

長保寺(2)

4年前、帯広蓄産大学に在学中だったKOさんから、もぎたてのとうもろこし、長いも、馬鈴薯などを頂いた。クール宅急便故か、新鮮でみずみずしい。職場の60名ほどで分けると1人分は少なくなったが、おいしかったことを思い出す。KOさんは、四輪駆動車が好み。仕返し(まちゃつ、お返しっ!)に四駆でのドライブに誘う。前後だけでなく左右でもトルク配分可能なSH-AWDセダンを使用。KOさん好みとは明らかにタイプが異なるが、そこは話のネタ。当日まで伏せておく。幼なじみのSHさんも好都合。出かけるのは、3/29と決める。快晴の朝である。迎えに行くと、開口一番「まちゃつ、セダンやん!」とKOさん。期待させすぎを反省。ウィークデイの阪和道はスムーズ。海南インターで降り、R42を10数分南下。看板を見て左折。急に狭い道という思い込みは、いい意味で裏切られる。長保寺バイパスが完成しており、駐車場も舗装済み。しかも無料。前回の参拝から13年が経過していることを痛感する。桜はちらほら。国宝の大門は、葺き替え工事中。組まれた足場のトンネルをくぐって境内へ。拝観料1人500円を支払い参拝しようとすると、係の女性の解説が始まる。寺の由緒、墓に文字のないのが存する理由、檜材の用い方など、事細かに語る。他に参拝者がいないからか。八十路前後。話は正確、声ははっきり。若い頃は、美人だったか。石段を上がると、本堂、多宝塔。大門と併せて国宝が揃うのは、他に法隆寺しかないとのこと。ここからがアップダウンの本番。将軍でも叶わぬ巨大な墓が、夫人の分を含めれば21基。大きいものでは、小学校のプール大。玉垣は、人がくぐれる大きさ。ただ、歳月の移ろいを感じさせるのは、道の新しさだけではない。墓所へ上がる石段、参道の石畳は、ところどころ隆起。以前より荒れている。歩きづらいし危ない。倒れたままの石灯籠、崩れかけの玉垣も気にかかる。杉の巨木が張り巡らした根により石材が持ち上げられているからだ。千年を超す歴史を持つ寺であるが、檀家はない。支援の手を差しのべねばならないのではないか。山の斜面で木漏れ日の中故か、大阪とひと月遅れで満開となった山茶花が印象に残る。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『打率意味無し(ダリツイミナシ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:佐和山城主。