まちゃつの徒然日記

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楚の荘王

楚は、春秋戦国時代に長江中流域を支配した国。強大であったが、223B.C.秦に滅ぼされる。荘王は楚の第22代の王で、名君の誉れが高い。生年は不詳。591B.C.に亡くなっている。幼い頃に父を亡くしたため、謀反が起こり囚われの身となったらしい。謀反人は殺され都に戻るのだが、荘王は宴を開くばかりで国政を顧みない。諫めに来る者は殺す旨宣告して3年が経過。賞罰は行われず、領土も失う始末。たまらず家臣の伍挙(ごきょ)が謎かけをしたという。「大きな鳥がいて、王の庭に留まっています。三年の間、飛びもしなければ鳴きもしません。いったいこの鳥はどういう鳥なのでしょうか」真意を悟った荘王は即座に応じる。
荘王日「三年不飛、飛将衝天。三年不鳴、鳴将驚人」
「三年飛ばず、飛ばば将(まさ)に天を衝(つ)かんとす。三年鳴かず、鳴かば将(まさ)に人を驚かさんとす」
荘王のことば「三年間も飛ばないのは、いざ飛べば天をも衝くほど飛ぶためだ。三年間も鳴かないのは、いざ鳴けば人を驚かすほど鳴くためだ」
3年間人知れず家臣団を調査していた荘王は、側近に賄賂を贈り評判をとっていた家臣を放逐。側近の覚えはよくないが、実績のある家臣を側近に取り立てて領土を奪還。周の都(現在の洛陽)付近にまで進軍したという。今日の話題は、故事成語「三年飛ばず鳴かず」の紹介アル。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『情けが金(ナサケガキン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:都道府県名。