まちゃつの徒然日記

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チャーチル(3)

3/17付日記に登場した、イギリス人俳優David Nivenが一発で合格したサンドハースト王立士官学校。同校の受験にチャーチルは2度失敗、3度目に合格している。受験前に在籍したのは、ハロー校。卒業生の多くがケンブリッジ大学やオックスフォード大学に進学するパブリック・スクール。ハロー校は、当時も今も全寮制の男子校。1クラス12名!! 生徒数800名。制服はブレザー。“boater”と呼ばれる独特の帽子(固く編んだ麦わら帽子風。つばから上は浅く頭頂部もつばも水平。側面にダークブルーの布が巻き付けてある)を被る。近年、ウィンチェスターやラグビーは共学化に踏み切ったらしい。“public school”は、イングランドウェールズでは「公立」という意味ではない。「公立」は、“state school”と呼ばれている。元々は聖職者の子息のみ受け入れていた学校が、王侯・貴族の子息にも入学の門戸を広げた経緯から“public”(公開の)と呼ばれるようになったという。堂々たる「私立」学校である。2010年の年間費用(授業料及び寮費)は、約3万ポンド(1£=134円で換算すれば402万円)。頭脳で及第できても、庶民レベルでは金銭面で無理。ハロー校HPに依る全寮制の良さを挙げる。(1)友人や寮・学校に対する親しみがより増す。(2)必要なら、夕刻以降、大学レベルの専門教育が受けられる。(3)運動、音楽、演劇など課外活動の時間が、全日制の学校に比べ3〜4倍取れる。チャーチルは、歴史、国語では好成績だったものの、ラテン語ギリシア語、数学では、箸にも棒にもかからない。フェンシングにだけは才能を発揮し、校内チャンピオンとなる。そもそも、ハロー校に入学できたのも、蔵相だった父親の申し出に校長が特別の配慮をしたためという。学力は、強力なリーダーシップを身につける上での十分条件とはいえないようである。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『負け無しやん(マケナシヤン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:都道府県名。