まちゃつの徒然日記

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韓愈(かん・ゆ)

唐の詩人・文章家(768年〜824年)。孟子の功を激賞した人物でもある。中国に伝来して700年、当時隆盛だった仏教を夷狄(いてき)の法と呼んだことで知られる。憲宗皇帝が仏教を重んじ国家安泰を祈念するのを諫め、中国古来の儒教に基づくよう主張。趣旨を記した論仏骨表(ぶっこつをろんずるのひょう)を奏上したため、820年、広東に左遷される。が、翌年皇帝が亡くなり中央に復帰。現在で言えば防衛大臣文部科学大臣を歴任した。6/15付の日記・郭隗(かく・かい)に、千里の馬を入手する妙案を載せたが、千里の馬に関する韓愈のたとえ話も興味深い。「世に伯楽(はくらく)あり、然(しか)る後に千里の馬あり」というもの。千里の馬はいつの世にも存在するが、馬の良し悪しを鑑定する伯楽は常に存在するとは限らず、千里の馬も駄馬として徒にこき使われ死んでいくのであるという。要するに、優れた人材も見る目のある上司に見出され、それなりの育てられ方をしないと日の目を見ないで朽ちていくということ。陸奥宗光を育てた伊藤博文小村寿太郎を抜擢した陸奥宗光の例を挙げるまでもない。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『安全散る(アンゼンチル)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:国名。