まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

チャーチル(2)

6/2付日記の続き。ベストセラーとなった『世界の危機』『第二次大戦回顧録』の著者、Sir Winston Leonard Spencer-Churchill(1874年11/30〜1965年1/24)が、元英首相でノーベル文学賞受賞者であることは前回述べた。今日は、彼の生まれたブレナム宮殿のお話。Blenheim Palaceは、イングランドのオックスフォード北部ウッドストックに位置。スペイン継承戦争(1701年〜1714年:フランス・スペインVS.オーストリア・イギリス・オランダ。戦後、イギリスが海上覇権を確立)で武勲を挙げたジョン・チャーチル将軍が、アン女王から下賜されたもの。1705年から1724年の間に建てられというから築300年。イギリス有数の規模を誇り、王室関係と教会監督下にあるものを除けば、唯一の「宮殿」と名の付く私邸である。敷地8平方キロメートル強!! 1987年、世界遺産に登録。巨大な宮殿の東館には現在も公爵一族が居住。夏期には公爵家の都合に合わせ、東館も公開されている。公式HPに依れば、宮殿の見学には2時間、4時間、4時間以上の各コースが設定されている。見学料は、約17ポンド。宮殿内の撮影は不可。東館を見たければ、別途に費用が要る。宮殿以外にもプレジャー・ガーデン、シークレット・ガーデン、ローズ・ガーデン、クイーン・プール(巨大な池)など見どころが一杯。列車やバギーでの移動も可。出かけるなら、最低でも丸1日を見学に充てたい。ところで、この日記をご覧の方で、国王から屋敷を拝領したご先祖を持つ人は? ご自分の生家が世界遺産に指定されている人は? ご自宅の敷地面積が長居公園の12倍(皇居の8倍)以上ある人は? 返事がなくて当たり前だろう。格差が拡大中の日本だが、英米のそれに比べればまだ小さい。が、劣勢の中でも決してヒトラーに屈服しなかった頑強な精神は、毛並みの良さに起因するのだろうか。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『威嚇すんぞ(イカクスンゾ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ズワイやタラバを見れば、ここでも食欲が昂進する?