４／１２の夕刻、YMさんが愛車で宮崎空港まで送ってくださる。保安検査が済み、いよいよ搭乗手続き。予想通り辺りはすっかり暮れている。ロビーからは見えないが、鰐塚山（１１１８メートル）の空もくすんだダークブルーと化しているか。定刻の出発。轟音とともに腰ごと前方へ押し出される。乗用車では決して味わえない加速である。日向灘上空を北東に飛行。海岸沿いの灯りは高鍋か。太陽は見えないが、上昇するにつれてオレンジ色の空が出現。若者ことばなら、「来たーっ！」というところだろう。後方から前方に目をやると、オレンジ、赤、紫、青紫、インジゴブルー、黒へと空の色が変化。地表面は黒一色。視線を垂直方向にやると、黒、黒みがかったオレンジ、オレンジ、レモン、ライトブルー、インジゴブルーへと移り変わる。ちょうどオレンジの帯辺りにウイングレットがシルエットをなしている。空港で７６７（全長５５メートル２７０席）や７７７-３００（全長６５メートル５１４席）の隣に駐機でもしようものなら、心もとないほど小さく感じられるA３２０（全長３８メートル１６６席）の機体。が、一旦舞い上がり機中の人となれば別。近くに比較する相手がいないせいか、それなりに大きく広く立派に感じられる。２０分ほど自然の作るグラデーションを堪能。普段より低空を飛行する旨、機長よりアナウンス。漆黒の闇だからこそか、宿毛、四万十、須崎、高知などの街の灯が確認できる。高度が下がったせいか、徳島では離陸する機影を視認。ボンバルディアDHC-８か。和歌山、関空付近は高速道路を移動中の自動車まで手に取るようにはっきり見える。大阪城を通過し着陸。無料機内誌『翼の王国』を頂く。素晴らしい５５分間であった。もちろん飲料（日本茶温・冷、りんごジュース）のサービスもあったよ。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『革命論（カクメイロン）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：欧化主義の象徴。
